名前
外岡 卓真Takuma Tonooka
P 2008年 プロダクトデザイン科卒業
有限会社サイズ / プロダクトデザイナー/ディレクター
取材:2019.07

好きなことにベストを尽くす心持ちと、
デザインに必要な自発性をシズデで学んだ。

 最近は人気釣具メーカーの展示会ブースの 設営に全国の会場を回りました。一人親方といいますか、自分でお客様と打ち合わせに行って、デザインや施工の指示もする。デザインから製造・施工まで一社でやれるので重宝がられます。
 私の役割は、どう見せたら売り場を良く見せられるか、売り方を考えること。そのアイデアやこだわりを図面に落とし込んで、製造の職人さんに託します。お客様からの難題をクリアして 予想以上の仕上がりになった時はホッとしますね。逆に、うまくいかない時は自分の図面に責任がある。
 シズデ時代、ある先生から「好きな仕事をして、一 日の終わりに好きなお酒を飲める。それのどこが大変なのか」という話を聞きました。シズデでは、好きなことにベストを尽くす心持ち、精神性を学んだ気がします。
 今の社長と知り合ったのもシズデの頃。デザイン事務所に作品を持ち込んでプレゼンしていたのを覚えていていただいたからこそ今があります。デザインは経験や知識が大きく関わるもの。だから自分から積極的に行動する自発性がとても大切なのだと思います。

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