シズデでは、企業や団体から課題を頂いて作品を作る実践的な授業があって、その経験が今の仕事につながっています。在学中、食品会社が公募していた缶詰パッケージのデザインを出展したら好評をいただき、商品化されました。プレゼンのときにクライアントから「こういうものを待っていたんだ!」と言ってもらえたことが嬉しくて、今でも忘れられません。
デザイナーの仕事を通していろいろな職種を新しく知ることができるのが楽しいです。撮影ロケなどで、まるでテレビドラマで見るような現場に入らせていただいたり、普段関わることのない職業の方からお話を聞いたり、他の職業にはなかなかない魅力だと思います。
クライアントやチームと打ち合わせを重ねてデザインを作り上げていく今、アイデアやコンセプトを共有するために、言葉で説明できるよう心がけています。相手の意見を受け入れた上で、もっと良くなるように調整したり、別案を出したり、自分が関わる意味のある仕事がしたいです。
学生のみなさんには、たくさん好きなことを見つけて、なぜ好きなのか、どこが好きなのか分析してみて欲しいです。好きなことから考えていくのが一番頭に入りやすいですし、好きな気持ちって何よりも原動力になると思います。