2025.03.15

ファッションビジネス科

ファッションビジネス科 POPUPストア「Damonde Cofee」を出店しました!

2月25日(水)にファッションビジネス科がPOPUPストア「Damonde Cofee」を出店しました。場所は、静岡市中心街にある駿府城外堀に設置されたレンタルスペース「駿府ホリノテラス」。スタイリッシュなデザインの店舗が目を引きます。

 

 

建築家 隈研吾氏がSnow Peakと共同開発したモバイルハウス「住箱-JYUBAKO-」を使用

 

今回の活動は社会貢献ビジネス講義の一環で、来てくださった方に楽しみながらリサイクル体験をしていただき、その売上を困っている人々へ寄付する社会貢献活動を目的としています。
そのため、カフェの出店と併せて牛乳パック回収BOXの設置と再生資源を利用して作られた備前焼のオーダー会を行いました。

足を運んでいただいたお客様にはコーヒーなどのドリンク類が無料で提供され、視界がひらけた気持ちの良いロケーションで、ドリンクを飲みながらくつろいでもらうことができました。

 

 

回収した牛乳パックは、牛乳パックや豆乳パックを鞣してミシンで縫製をし、バッグや小物入れなどを制作している作家「ミルクぱく子」さんに寄付をしました。また、オーダーしていただいた備前焼の売上はボランティア団体へ義援金として寄付をしました。

今回、用意した備前焼は「リサイクル備前焼」で、制作過程で割れてしまった陶器を粉砕して再度作り直したものです。オーダー会では、マグカップ2種類とロックグラス、ミニプレート、豆皿が選べて、ご注文いただいた食器にはゴシック体か筆記体で刻印が可能。備前焼特有の素朴で味のある雰囲気が魅力的で、興味深く手に取って見られる方もいらっしゃいました。

学生たちは、道行く人にビラ配りや呼び込みを行い、授業で習った接客の成果を披露すべく、笑顔でお客様の対応をしていました。

 


翌日の2月26日に静岡県ボランティア協会にて義援金の贈呈式が行われました。この贈呈式で「Damonde  Cofee」の売上14,000円を能登半島地震、ウクライナきぼうの翼SHIZUOKA(静岡在住ウクライナ避難民支援団体)へ寄付しました。

生徒たちは少し緊張した面持ちで会場へ入りました。式の冒頭でボランティア協会の方にウクライナ難民や能登半島地震の被災者についてお話しいただきました。
日本では約3000人のウクライナからの避難民を受け入れており、静岡にも40人ほどの避難民が滞在しているそうです。戦争から3年が経ち、支援も今年の3月で打ち切られるとのこと。また、能登半島地震で被災した多くの方は、仮設住宅などでの生活を強いられており、静岡県ボランティア協会では被災地に足湯を持ち込み、足湯につかりながら被災された方々と何気ない話をしたり、不安な気持ちを聞いたりする「足湯サロン活動」を実施。
学生たちは配られた資料に目を通しながら、ウクライナ難民や被災者の方々の厳しい現状について真剣に話を聞いていました。

 

寄付金を贈呈の様子

 

学生たちは、今回、自分たちが行ったSDGsに関する取り組みが、世の中にどのように貢献できるのかを身をもって実感できたことと思います。
ファッション業界は石油業界に次いで地球で2番目に環境負荷を与えている産業であり、解決すべき多くの課題を抱えています。SDGsの観点から問題を把握し、解決するために自分たちは何をすべきか、今後も意識を向けてほしいと思います。

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