2021.06.22

フラワーデザイン科

造形と花2021

フラワーデザイン科2年生が毎年行う「造形と花」。今年も入口や受付、ギャラリーに展示されています。

 

 

手元のアレンジメントだけでなく、花と造形物を使って空間をデザインする、シズデ「フラワーデザイン科」ならではの授業。

空間の寸法を測定からデザインを描き、造形物の制作、花の発注・仕入れ、施工まですべて学生が行います。

 

 

今年のテーマは「天気」。

5グループがテーマから導き出された、それぞれの天気を表現しました。

 

 

正面入口の作品は「天使の梯子」。

天使の梯子とは雲の隙間から光が漏れ、放射状の光が降り注ぐ現象で、
上部の花で雲を、放射状のリボンやカラーで降り注ぐ光を、下部のカラフルな花で天使の楽園を表現しています。

 

 

受付にある作品は「ブロッケン現象」。

ブロッケン現象は雲粒や霧粒によって光が散乱され虹と似た光の輪となって現れる現象で、
その現象を見た人の驚きを、暖色系の植物と寒色系の無生物を融合させ、表現しています。
また、普段は花がないはずの受付に、造形が突然出現して驚かせる。というコンセプトがポイントです。

 

 

ギャラリーには2グループが作品を展示しています。

 

1つ目の作品は「風」。

ふんわりした生地や花のグラデーションで柔らかい風が流れる様子を表現しています。

 

 

2つ目の作品は「ハロ(日暈)」。

ハロとは光の反射・屈折により太陽の周りに光の輪が発生する現象で、
植物を全て上に向かって伸びるように挿すことで、幸運の訪れを表現。
円とその周りの空間には、色鮮やかなオーロラフィルムを使用していて、見る角度や光の当たり方で色の変化を楽しめます。

 

 

ピロティにある作品は「雨あがり」。

雨上がりの空とそれを反射する水溜まりを表現。
暖色系の花材が太陽を、寒色系の花材が青空が広がる情景を表しています。

 

 

各グループがテーマに沿った個性溢れる作品を展示しました。

来年もどんな作品が展示されるか楽しみです。

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