2023.03.30

高校生デザイングランプリ2022 結果報告

受 賞 作 品


今年度も県内から多くの高校生にご参加いただきました。ご応募くださった皆さま、ありがとうございました。
ここでは、グランプリ・審査員特別賞に輝いた作品をご紹介します。


《募集内容》2022テーマ/笑顔になるデザイン

不安なことが多い世の中に、笑顔の種をまこう!みんなのポジティブなアイディアで、地球を笑顔にしよう!あなたが感じる“笑顔”のイメージを、それぞれのデザイン分野で表現しカタチにしてください。こんなのがあったらステキだなと思う、笑顔になるデザインアイディアを募集しました。

《募集部門》

❶ファッション部門/“笑顔”を身にまとうアイディア

服やアクセサリー、ファッショングッズなどのデザイン

❷雑貨・インテリア部門/“笑顔になる”シーンのアイディア

食器や文房具などの雑貨、家具、インテリア空間や環境などのデザイン

❸イラストレーション部門/“笑顔”をイメージするイラスト

“笑顔”のイメージから広がるあなたの世界をイラストで表現してください

❹写真部門/“笑顔”をイメージする写真

“笑顔”のイメージから広がるあなたの世界を写真で表現してください

 

《応募作品総数》 1,116作品

■総合グランプリ

作品タイトル 『取り出せ!内臓くん!』(雑貨・インテリア部門)

部門グランプリの中から、今年の一押しである総合グランプリに輝いた作品は、審査員の先生やプロのデザイナーの方々の手により、実際の“試作品”として形になります。

     

■部門グランプリ

アイディア力・着眼点・表現力などを総合的に審査し、特に優れた作品に贈られます。

❶ファッション部門 グランプリ

作品タイトル 『 EMOFLY』

《審査員講評》 ソーイングクリエイター 中本悦司

デザイン画、タイトル、コンセプトから強いエネルギーを感じました。エモーション(感情)とバタフライ(蝶)からEMOFIY。オシャレなタイトルですね。よろこび、いかり、かなしさ、たのしさ、それらの感情をもった人間同志が互いにみとめあえたら戦争もなくなり、穏やかな世界になるでしょう。そして、蝶々たちが人間のさまざまな感情をつなぎ、笑顔になることを、想像させてくれた表現力のあるデザイン画だと思います。

 

❷雑貨・インテリア部門 グランプリ

作品タイトル 『取り出せ!内臓くん!』

《審査員講評》 プロダクトデザイナー 猿川 雄一

この枕を使っている子供たちの様子を想像しただけで楽しくなって、思わず笑顔になってしまう…、今回のテーマにピッタリのデザインと思います。魚類の中でも最大級のジンベイザメの本体は抱き枕として、特徴である大きな口からは心臓や肝臓などの内蔵に見立て、時には変顔になる小さな枕を取り出し普通の枕として…。そして使わないときは本体のなかに収納する。この笑顔になるアイデアと、楽しさにあふれたデザイン画の表現が素晴らしい作品です。

 

❸イラストレーション部門 グランプリ

作品タイトル 『大黒天様』

《審査員講評》 イラストレーター・アーティスト ちばえん

今本年度は、描写力の高い熱量のある作品の多い年でした。そんな強者揃いの作品群の中、まさに絵の中の大黒さんのように、軽やかに、デザイン性が高いながらも『笑顔』を誘い出すべく、滑り出てきたような作品です。ねらい通り、伝統モチーフの大黒天や鯛と、現代のサーフィンとの掛け合わせも小洒落ていて、爽やかな笑いを呼ぶ突き抜けたイラストレーションになっています。

 

❹写真部門 グランプリ

作品タイトル 『海月鏡』

《審査員講評》 フォトグラファー 萩原 和幸

クラゲの展示水槽を見つめる3人の女の子、水槽で伸びた愉快さ…この絵面だけでも十分にシュールなのですが、天地で対称に映し出された画が非現実的で不思議な雰囲気を醸し出し、インパクトを与えています。濃いシアン系の色でまとめたところも良く、目を引きました。画からみえる情報もシンプルで、タイトルからうかがえる世界観を共感しやすかったです。時期が来たら、ぜひマスクを外して表情もしっかりみたいところです。

 



■審査員特別賞

審査員の先生方、イチオシの作品に贈られる賞です。

❶ファッション部門 審査員特別賞

作品タイトル 『椿姫』

❷雑貨・インテリア部門 審査員特別賞

作品タイトル 『タコ足クン(笑)』

❸イラストレーション部門 審査員特別賞

作品タイトル 『夢見心地』

❹写真部門 審査員特別賞

作品タイトル 『他愛もない会話』

 

 

 

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