2021.10.06

プロダクトデザイン科

プロダクトデザイン科 スツール講評会

プロダクトデザイン科2年生の授業で、スツール制作の講評会が行われました。

このスツール制作の授業は、プロダクトデザイン科2年生が毎年取り組んでいる授業で、
スツール(背もたれのない椅子)のデザイン案からモックアップ(実物大の試作)、実制作までを行う授業です。
座具として最も基本的なスツールをデザインすることで「座る」事への機能的、構造的、造形的アプローチを経験し、
プロダクトデザインの基礎的な考え方、工程を学んでいきます。

プロダクトデザイナーである吉川先生(写真中央)の「デザイン知識」の授業で、デザイン・設計を行い、
モックアップまで制作し、木工職人の平松先生(写真右)による「素材演習」の授業では、
15mm厚×900mm×900mmの一枚の合板を使い、デザインしたスツールを自分たちの手で”イチ”から作っていきます。

今回の講評会では、スツールを学生たちがプレゼンし、プロダクトデザイン科の講師陣が講評。

「一定期間の使用に耐える強度を持つスツール」というテーマに、
自分の気に入った表情ではなく、使う人の表情をイメージしてデザインを考えた学生たち。

例えば、スツールは”座る”だけではなく、ちょっと高い所にあるものを取るときに使うなど、
デザインの視点は多角的になります。
学生たちは試行錯誤しながら、デザインを考えてきました。

講評では講師の方からデザインはもちろん、寸法や強度、制作におけるポイントや難易度に関する指摘がされました。
講評を受けて、学生たちはデザインをさらにブラッシュアップしていきます。

今回の講評会が、スツール制作の折り返し地点。今から完成が楽しみです。

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